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エボラ:出口を抑えなければ、入り口では限度がある

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エボラ出血熱疑いの60歳男性にネットで厳しい意見「感染者が出たら…」 – ライブドアニュース.

再び日本がエボラ上陸のニュースに固唾を呑んだ。しかも、60 歳の男は、リベリアへの直近の渡航歴を医師に告げずに一般の病院へ行くという、考えられない身勝手な行動をとった。もし、彼が陽性だったらどうなっていたか?

  • 彼が受診した医療機関は即刻閉鎖と消毒
  • その医療機関で彼が受診した時間より後に受診した人を全員追跡
  • さらに受診した人が誰と会ってどこにいたのか?全て追跡
  • etc…

あぁ、もうこの時点で全てを押さえて追跡を完了することすらできないだろう。たった一人の身勝手な行動が一瞬で何十人、何百人そして何千人、何万人へと感染リスクが広がるのだ。

空気感染しないといっても、咳や嘔吐による飛沫で感染するリスクがあり、少量でもそのリスクがあるのだから「冷静に」といっても無理がある。「冷静に」と言っている人はエボラ患者がいる満員電車に乗る勇気がありますか?と聞いてみたい。

彼の身勝手な行動は、彼の資質によるものでどうにもならない。つまり、言えることは、今の日本政府のエボラに対する対策は、性善説に則ったもので何らの強制力もなく、抑止力として不十分過ぎる、ということだ。

エボラ流行国の滞在歴がある人は全員、検疫所へ自己申告を求め、期間中は1日2回、体調の報告を求めるなど健康監視を行う。
もし、発熱した場合には万一の場合を疑い、地域の医療機関を受診することは控えていただき、保健所に連絡をし、その指示に従っていただきたい。

こんな「お願い」ベースで何を防ぐのか?

入国時も自己申告、「健康監視」も自己申告、万一の場合も自分で保健所へ連絡ときたもんだ…。性善説もここまで来たら「バカ」のレベルだ。日本人に対してこれで、では外国人に対しても同じなのか?あり得ない…。

入国時にパスポートを全てチェックし、流行国に渡航経験があれば強制的に最大 21 日間、安全が確認されるまでは隔離

これくらい徹底した強制力をもった決まりを設けて、それでも流行国へ行くならどうぞ、と。

だが、「基本的人権」の立場からすれば、アメリカの裁判で負けたように、自治体が個人に対してそれを強制することは難しい。

尊い志の医療関係者が、流行国へ支援に行っても、帰ってきて強制的に 21 日間隔離されるというのはどうなの?というのはもっともな意見だ。だが、利己的に言わせてもらえば、尊い志を持って現地へ支援へ行く場合であっても、もっとも大きなリスクを冒してまで現地へ支援に行ったのだから、最後にそのリスクが0になるまで「尊い志」を貫いてほしいわけだ。

なんのかんの言っても、結局のところ、出口を塞がなければ、入られる方は限度があるのだ。出て来るところを抑えれば、手間もコストも格段に低く、そして何よりももっとも効果的に拡散を防ぐことができるのだ。国際レベルで「支援」というなら、「出口を抑える支援」をまず行なって欲しい。「主権国家の権限」もあるだろうが、「人類の危機」とまで言われつつあるこのウィルスへの対策を、貧しい自立もままならない国家の責任と権限で対処するのは無理だ。通常の状態でも病院が十分にない状態で、自国の国民への拡散を全く抑止できない国が、国外への拡散を抑止できるわけがない。

出口を抑えることが、最小の手間で最大の効果を発揮することができる

これは間違えない。

出口を抑えられないなら、入られる側はそれなりの強制的な、人権を一定期間侵害してでも水際で止める対策が必要だろう。「危険な思想」だとは思うが、エボラの対策としては、個人の人権よりも大多数の生命の方が重要視され尊重されるべきだと思う。

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Written by arito

2014-11-08 @ 16:48

カテゴリー: Uncategorized

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