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カセットテープ

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ちょっと前、ひょんなことから好きな曲を入れた「カセットテープ」を作ることにした。「私が今、高校生だったら」というコンセプトで「今」好きな曲を集めて、大げさに言えばオムニバス・アルバムを作るのだ。「高校生だったら」なので、当時は「カセットテープ」しかなかったから、その想定なのだ。

だが、実際に「カセットテープ」に録音するわけではない。あくまでも「想定」で、実際には CD に焼く。カセットテープに録音する機械もなければ、カセットテープもないのでね。

候補は 20 曲くらいあって、iTunes を使って新しいアルバムに追加して曲の順番を入替えてコンセプト(での当時の思い)に合うように曲を入替えたり、外したりしながら基本的にはドンドン曲を減らしていく。12 あるいは 14 曲にしたかったのだ。なぜなら、カセットテープはA面とB面があるから2で割り切れる数にしたかったから。でも結局 15 曲になってしまった。

さて、それを iPhone に突っ込んで一人でドライブへ行った。すると半分くらいのところで重大な問題に気づいた。CD や iPhone では、カセットテープのA面、B面を再現できない!ということに…。

オムニバス・アルバムを作る時には色々と考える。まずはどういったコンセプトなのか?から始まり、どういった始まり方でどういった曲調で終わるのか?クライマックスをどこに置くか?これらを考えた時に、A面、B面でそれぞれ始まりと終わりがあって、クライマックスがあるのだが、そのつもりで作っても実際にはA面からB面に移る時の余ったテープの長い沈黙、オートリバースするまでのあの長い沈黙の時間が CD や iPhone では存在しないのだ!というか存在させられない。もちろん、CD なら意図的に曲と曲の間のインターバルを長くして作ったり、iPhone なら無音の音声を入れるとか、やりようはいくらかあるだろうが、そこまではできない…。

そんなこんなで不意なショックを受けつつも、帰ってきて順番を少々変更し、さらに2曲削って 13 曲でのオムニバス・アルバムが出来たのだった。

実際作って見て、当時のことを思い出すと「なんて純粋な思い」「強い気持ち」だったのだろう…と感じた。それは、今の便利さをヒシヒシと感じたから。昔はオムニバス・アルバムを作るということは、以下の様なことをしていたのだ。

  1. 「友&愛」で好きなシングルやそれが収録されたアルバムを借りてくる。当時は一泊二日とか二泊三日しか出来なかった。高校生だからお金ないし。
  2. 借りてきた曲の時間を調べる。
  3. コンセプトを考えつつ、曲の順番を決め、合計の時間を計算する。
  4. 合計時間以上の時間収録できるカセットテープを買ってくる。当時はノーマル/クロム/メタルテープとか三種類くらいあって、ノーマルに比べるとクロムやメタルテープはとても高かった。でもクロムかメタルを使っていた。音がいいのと、テープが伸びてしまったりしにくい、という理由だったが、音の違いがわっていたとは思えず。
  5. CD、カセットテープをセットして、1曲ずつ「ダビング」していく。
  6. 彼女用だけど、自分用にも同じテープを作るから、ダブルデッキにカセットテープを2つセットして同時にダビングしていく。
  7. 曲名をカセット付属のインデックスに書いていく。

これでやっと出来上がるのだ。今みたいに一度聞いてみて、気に入らない曲を減らしたり、別の曲を追加したり、順番を変えたりなんてできない。もちろん作りなおせばいいわけだが、カセットテープは無駄になるし、明日までに CD は返さなければならない。だから当時はものすごく考えぬいたんだろうなぁ…と。CD で聞いては次の CD をセットしてつながりを確認したり、歌詞を確認したり、時間を計算したり。CD はデジタルだけど、それ以外はぜーんぶアナログ。なんども試行錯誤、繰り返しをしないと「納得」「お気に入り」はできない。仮に「納得」「お気に入り」が出来たとしても、それは一種のマスターベーションであって、コンセプトは自分の心の中にしかなく、それをもらった彼女がコンセプトを感じることができるかどうか?なんてことは全然わからないのだ。

それなのによくもまぁ、こんな大変なことをできたものだ…。まぁ、彼女にあげる目的でなくても、スキーキャンプに持っていく目的とかでもよくオムニバス・アルバムを作っていくような比較的マメな男であったのだが、それにしてもだ。なんて大変な作業だったんだろう!自己満足の極地だな…。

でも、そんなことも思い出の1つとして思い出しながら作った超ひさしぶりのオムニバス・アルバム(カセットテープじゃないけどカセットテープな想定)は、それなりに満足できるものになった。コンセプトや曲目は、それをあげた人との秘密にしておくことにする。当時をよく知る人にも聞いてみてほしいとも思うが、まぁ、ちょっと、うーん、どうなんだろう…。

Written by arito

2015-11-07 @ 01:05

カテゴリー: Uncategorized

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