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2017 うどん県旅行

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ゆったりと過ごした小豆島から帰ってきた。目的のシーカヤックのいい写真はガイドの連河さんがアップしてくれた時にまた思い出して、来年の糧として書くとして、徒然に書く。既にインスタでちょいちょいリアルタイムな感じでアップしているが、帰ってきてから思い出しながらユックリと書くのも、思い出に浸りながら書くのがいい。

本当は大好きな飛行機で行きたい。高松空港まで飛行機で行って、タクシーで高松港まで行き、そこから小豆島(土庄港)へ船で行く。でも、毎年陸路…。新幹線で姫路まで行って、姫路から姫路港までタクシーで行って、姫路港から小豆島(福田港)へ行く。高松から土庄までは1時間の船旅だけど、姫路から福田は1時間40分くらいかかる。船旅が長いのはそっちの方がゆったりしていていいから、それはそれで正解なのかも。船旅は本当にいい。デッキに出ては潮風を満喫し、客室に戻ってはトラベラーズノートを一人ニコニコしながら書く。先に高松から福田港へ向かっている親友とメッセージのやりとりをしながら、待ち合わせ場所の福田港へお互い向かう。なんだかいい。

そして福田港で手を振る親友と合流。福田港はとても小さい港。それがまた「島に来た」って感じでいい!

福田港で調達できる「穴子弁当」は知る人ぞ知る?絶品なのだ。ご飯は出汁で炊いてあって、穴子はふっかふか。余計なおかずは要らない。こいつを小部海水浴場の全然人のいないビーチで親友とビール(ノンアルコールだけどな)を呑みながらまずはユッタリと海を眺めて過ごす。最高の贅沢をいきなり味わう。パラソルも要らない。松の木が太陽の光をいい具合に遮ってくれる。風が松の木を揺らし、天然の BGM を創りだす。

台風が通り過ぎて数日。風は強いが遊ぶにはちょうどいい。水はもう濁っていない、まずまずの透明度。ひとしきり海で遊んだ。見上げた空は何故かもう秋の空。風は強いからだけでなく、どことなくひんやりしていて、親友も「もう秋風やなぁ…今年は早い…」と呟く。


翌日は宿(鹿島荘)の前の海水浴場で一日ユックリと過ごす。松の木の下に敷物を敷いて寝転がれば、昨日と同じ「秋風?」と思えるほど心地の良い風がふいてくる。寝そべりながらちょいちょいとインスタをアップしていると、ヨガ友のイクさんから「ヨガは?」とコメントが入る。まーったくしていないし、する気もしなかったから、「島時間がヨガ」とか「海で遊んで、寝そべって休んで、そよ風に吹かれて、また海で遊んで…の繰り返しがシークエンス!」とかわけの分からないコメントを返し、気付いたらやっぱり寝てる…みたいな。

この日は早めに上がって親友に夕日のきれいなスポットへ連れて行ってもらった。毎年撮っているスポットではない場所へ。雲が幾分かかっているけど、島の雰囲気とゆったりと沈みゆく太陽、水面が温かな夕日の陽射しを光線のように反射する。写真を撮りに足を踏み入れた防波堤にはハート型の石。これは思わず撮らずにはいられない。夕日の写真はどれがベストか?選べないから幾つかお気に入りをアップする。

さぁ、いよいよ明日はシーカヤックで瀬戸内へ漕ぎ出す。


快晴。だが、今年は気圧が低く、突然の天候の変化があると危ない、ということで島渡りは断念。これも自然しだい、風しだい、というところがいい。海にしてみればカヤックなんて木の葉も同然。人なんて木の葉にも値しないちっぽけな存在。そう思いたい。今年はこまめ食堂に立ち寄ってお弁当を調達して出発だ。

途中、浜に上がっては海で体を冷やしたり、遊んだり、風があまりなく陽射しが強いのでユックリと無理せず漕ぐ。ある浜の木陰で子豆食堂のお弁当をいただく。お弁当箱に収まらず、鯵が弁当箱から顔を出している。腹ごしらえしたらエンジェルロードを目指してまた漕ぎ出す。

エンジェルロードは潮が引くと歩いて渡れるが、満ちると渡れなくなる島と島を結ぶ浅瀬。満潮を狙ってカヤックで漕いで渡る算段。ピッタリ上手く行った。一番浅いところではパドルが地面に触れてしまう。水深 30-50 cm といったところだった。浅瀬のところでは潮の流れを最も強く感じられ、わざとそこへ居座るようにいると面白い。

満潮のエンジェルロードを渡ったら、もういい時間だった。ユックリ漕いでいたらそれなりの時間になってしまった。それでもまだ時間に余裕はある。いつものマフィンと紅茶は夕日を見ながら頂くプランだ。夕日の時間までに漕ぎ出した西側の海岸線まで戻ればいい。が、今年は戻るのが辛かった…。「漕いでも漕いでも進まない感じは、風が少ないから」とガイドの連河さんが教えてくれる。ジリジリと焼ける感じまではいかないが暑い。浜に上がって海に入ると水は冷たく、一気に体が冷えて震えるくらい。そして漕ぎ出すとまた暑くなる…。そんな繰り返しをしながらようやく漕ぎ出した西側の海岸にたどり着く。連河さんが紅茶を入れてくれる。疲れた体に甘くて美味しいマフィンと、体を温める紅茶はいつも最高のごちそうだ。体が中から癒される。

最後の休憩を取ってから漕ぎ出す時、お尻の下のクッションが具合が悪くて直そうと思ったら突然カヤックが転覆してびっくりした。初めて転覆した。このカヤックが転覆するとは思わなかった。連河さんが「油断するとね!」と助けてくれて、カヤックから水を掻き出しながら苦笑いを返す。もちろん油断もあった。それと疲れで持ちこたえる体力と反射神経、体も全く反応しなかった。あえなく転覆。意気消沈しながら、最後の力を振り絞って漕ぐ。キツイけどこの体験は、このキツさはシーカヤックでしか味わえない。夕日を見ながら漕ぐ。進まないけど漕ぐ。キツさを、水の抵抗を味わいながら漕ぐ。やっぱり今年のシーカヤックも最高だった。その時しか味わえない感覚を楽しめた。今年もありがとう、連河さん。準備やお弁当を用意してくれたショウさん、こまめ食堂のみなさん、ありがとう、ありがとう、ありがとう。

シーカヤックの基地(ふるさと村近く)に戻り、ホースの水で体を流し、高松行き最終フェリーへ急ぐ。今年は高松の花火大会のクライマックスの時間に高松港に到着するから、海側から最高の花火を楽しめる!と親友が自慢げに話す。たまたまの日程だったのだが、棚ぼたのおまけ付き!だが!これが大学時代からの親友とのありようを表す出来事が!花火は9:00 までなので、最後の 10 分がフィナーレのクライマックス。だから 8:50 くらいにフェリーのデッキに上がったが、予定より 10 分も早くフィナーレを迎えたらしく、空には雲のような花火の煙が…。出向した時、遠ーくの方で瞬く打ち上げ花火を見ておいてよかった…。だいたい大学時代の悪友とではオチはこんなもんだな(笑)トホホ…。


最終日は途中、親友の実家に立ち寄って日頃のお礼を伝えに。親友も仕事を休んでくれてみんなでご挨拶。本場の讃岐うどん、美味しいおにぎり、自家製のキュウリの佃煮(新作!)、焼豚やら、庭で採れたブルーベリー、なし、ぶどうとお礼のつもりが逆にすっかりともてなされてしまって…。いつもありがとうございます。久しぶりに食べた本場の讃岐うどん、メッチャ美味しかったぁ!おにぎりも最高に美味しい。やっぱり外で出されるものより、地元の家庭料理をいただけることが何よりも美味しく、ありがたく、幸せ。あっという間に電車の時間が迫って慌ただしく出てきてしまった。ありがとうございます!来年も来るからねぇ!って。本当にありがとうぞんじまする!


帰りの新幹線はずーっと爆睡。途中、ウトウトしながら「まだ名古屋か…」とか思った記憶があるが、気付いたらいつもの車内放送「予定通り小田原を通過…」「あぁ、もう帰ってくてしまったか…。また、来年、この日のために一生懸命働くか…」と思うのであった。

手作りクリスマスカード

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Written by arito

2016-12-24 at 18:38

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うどん県の水不足は大丈夫だろうか?2016晩夏

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Written by arito

2016-09-04 at 13:13

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うどん県旅行 2016 番外編

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瀬戸を渡りこれまでにない体験ができたシーカヤックのルート。

小豊島ルート

こうして見てみると、帰り道、瀬戸を渡ってから小豆島に到着するまでにやけに距離を感じた理由が分かる。実際に距離があったのだ。行くときは元気だから全く感じなかっただけなのだ…。

それと、これがなくてはいけない!親友が持ってきてくれた「香川づくり」。

このビールは、ちょっと大げさな表現をすれば苦味をほとんど感じない。甘みと麦芽の味がシッカリとマッチしていてとっても私好みの飲みやすいビールだ。全然「ドライ」な感じではない。シッカリとしていて優しいビールの味だ。(写真は帰ってきてから撮っている)

香川づくり、うまい!

最後に、シーカヤックに今年は iPhone を持っていくことができたのは、この防水ケースのおかげ。海水にボチャンと浸けても OK な仕様だが、海中で写真を撮ることが目的ではなく、シーカヤックや海水浴の時に気軽に海水で濡れた手で写真が撮れればいいなぁ、と購入した。普段、これをずっと装着しておくのはちょっと…だが、アウトドアに出かける時にこれを装着しておけば安心だ。画面操作や指紋認証も問題なく(全くストレスなく)動作する。(手が濡れているとダメだけど、それはこのケースがなくても同じ)ちょっと高いけど、\3,000 〜 \5,000 くらいのケースは、レビュー記事の日本語が怪しいのばっかりなので止めておいた。

Written by arito

2016-08-19 at 19:44

うどん県旅行 2016 最終日

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いつも通り最終日は昼過ぎのマリンライナーで帰るだけ。ちょっともったいない気がする。夕方まで遊んで飛行機で帰ればいいのに…といつも思うのだが、空路を極端に嫌う私以外の面々。私は飛行機が大好きなのに…。JAL の最終なら 20:05 があるし、ANA も 19:30 があるじゃん…。

いつも通り、親友が子どもたちを連れて駅までお見送りに来てくれて、上の子、下の子におみやげをくれる。「来てくれてありがとう」と彼は言うが、私にはその心境はわからない。田舎がないからだろう。「こちらこそ、毎年ありがとう」なんだけどな。

瀬戸大橋を渡りながら、毎年行っていた沙弥島の海水浴場、昨日行った本島を眺めながら…。

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今年もありがとう!

Written by arito

2016-08-19 at 17:33

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うどん県旅行 2016 三日目

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シーカヤックの心地よい疲れが残る中、午前中にうどん県のお父さん、お母さん、お姉さまに会いに行ってきた。

その後、本島にフェリーで渡って海水浴に行くので、あまりゆっくりお話することが出来ず、ちょっと残念だったが、我が家のでかいの(上の子)とチビ(下の子)の元気な姿を見せることができたのはなにより。上の子は、お母さんの背よりはるかに大きくなっており、その時言われて気がついたが、もう妻とあまり変わらない背の高さになっていた。お母さんから定規を持ってきてもらってオツムのてっぺんに乗せてみたら、まだ 2cm くらいは妻の方が背が高かったが、来年は定規の傾きが逆になっているのか?と思うと…。来年はもしかして私と比べているのかもしれない…。

本島へ向かうフェリーは高速船の方で大きなフェリーではなかった。結構たくさん人が乗っていて、外にずっと立っていたが、高速船というか、「もともと漁船だったんじゃねぇ?」と思う感じの船であったが、なかなかおもしろい 20 分の船旅だった。途中、人は降りないが荷物の運搬だけしたのか?本島の手前の牛島へ数分立ち寄りした。

本島の海水浴場は、「四国」「海」「キレイ」というキーワードで検索すると、うどん県にある海水浴場でヒットする。瀬戸大橋を眺められる静かでよい海水浴場。透明度もかなり高い。胸まで入っても足先はまだ見える。今年の小豆島の小部海水浴場と同じくらい。まぁ、でも雰囲気とか全体の景観からすると、小豆島の小部海水浴場の方がずっと好きだけど。(妙な漁船が「監視」とかしてないし…)

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初日に泳ぎすぎて腰を痛めてしまっていて、翌日のシーカヤックでさらに悪くしてしまったらしく、お昼を食べてからは桟敷でゆっくり&腕立て伏せをしていた…。

うどん県のお母さんとお姉さまが持たせてくれたお弁当がすんごく美味しくて、お腹いっぱいになりすぎて泳ぐ気にならなかった…というのが正直なところかもしれないが。梅しそ&鶏肉のおにぎりと、自家製のお味噌?のおにぎり。お味噌のおにぎりが飛ぶようになくなった。いつもいつもありがとうございます。お母さん、お姉さま。

帰りは再び丸亀までフェリーだが、今度は車も乗る大きなフェリー。ゆっくりと瀬戸内の風景を写真に収めることができた。

今年のうどん県旅行は随分とアクティブな内容だった。もう少し余裕があるといいかも。シーカヤックの後は島に泊まるか、20:10 の最終のフェリーに乗るのに、あと 30 分早く帰り着いて、片付けをしながら余韻を楽しむ時間が欲しい。それと、うどん県本土の宿は高松ではなくてやっぱり丸亀あたりののんびりしたところがいい感じだ。私一人ならお願いして親友の実家に泊めてもらうのが一番いいけど(笑)。

Written by arito

2016-08-19 at 17:23

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うどん県旅行 2016 二日目

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「一年間これを楽しみに生きてきた」と言っても過言ではない。一日シーカヤックを満喫する日。宿から DREAMISLAND の基地まで行く道中、面白いバスを発見した。行き先表示で謝っているバスだ。

IMG_5149

普通、「回送」とだけの表示だが、

すみません回送中です

このバスは謝っている!なんだかのっけから面白いことになりそうな雰囲気が漂う。

基地についていつもガイドしてくれる連河さん、準備を手伝ってくれる翔さんにご挨拶をして、早速「今日のツアーのペアをどうするのか?」を聞いてみると、なんと意外な回答が帰ってきた。「今年はシングル3台でどう?中学生はシングルがいいよ!」我が家の長女は「え?無理!」とか言っていたが、結局連河さんの提案通り、中学生二人と私の三人はシングルで出ることに!なんでビックリマークか?というと、私は初めてシングルのシーカヤックに乗れるのだ!超嬉しい!親友の次男も初めてのシングルだ。我が家の長女はシングルに乗ったことがあるのだ。去年の 1 Day Tour はみんなツインだったけど、今年はツイン2台とシングル3台だ。それと、今年はツインのカヤックがこの前納品されたばかりの新艇でものすごく軽くて早いらしい。

さぁ、いよいよ出発!ただ、この時点で今日のツアーでどこから出発してどういった内容なのか?を聞いていない。。。

出発地まで向かう途中の車中で、今年の様子を連河さんが色々と話してくれた。6月は記録的な雨量、一転して7月は全然雨が降らず、7月からクラゲが出始めている、海水の温度が今ひとつ上がらず、風は湿気がなくもう秋風の雰囲気、などなど。昨日の小部海水浴場ではクラゲなんて全然いなかったけど、もうかなり出ているらしい。実際、基地の桟橋から大きなアンドンクラゲが二匹も泳いでいるのが見えた。初日の小部海水浴場はラッキーだったのか?

そうこうして話している内に、宿泊していた鹿島荘の前を通り過ぎ、おもむろに車を止めた。出発地に着いた。ストリートビューで見るとこんなところ。Google Maps だとこの辺。積んできた船、食料、水を下ろし、カヤックに重量のバランスを考えながら連河さんが荷物をカヤックに積んでいく。そして準備が出来たら今日の旅程の説明が始まる。みんな真剣に聞く。今年は「瀬戸」を渡るらしい。高松 ←→ 土庄のフェリーの航路を横切り、小豊島(おでしま)を目指す。

説明で使った地図をそれぞれの船に配り、セットしていよいよ出発。

いつも連河さんが写真を撮ってくれるのだが、今回は iPhone を持っていけるように防水ケースを買って iPhone を持って行きツアー中に自分で写真を撮れるようにした。

初めてのシングルは思っていたより不安定だった。ツインのカヤックは転覆させようと思っても全然できない程の安定感があるが、シングルのはそれほどの安定感は感じない。連河さんも言っていたが「シングルは椅子に寄りかかったら転覆しやすくなるから気をつけて」と。

少し慣れてきたらもういきなり瀬戸を渡ることに!小豆島から小豊島へ渡るのだ。「瀬戸」とは「狭門(せと)」であり「狭い海峡」のこと。潮流が非常に早く、そして複雑に波が立っている。

「瀬戸」に入ると、これまでこのツアーでは体験したことのない波の高さ、そして一定しない方向から波が来る。真剣にバランスをとらないとかなり怖い。いきなり体験したことにない緊張と恐怖に襲われる。無言で緊張感の中をひたすら漕いだ。そしてフッと波がおさまる。「渡りきったよー!」連河さんが言った。海が突然おだやかになり、いつものツアーのようにスイスイ漕げるようになったと同時にほーっと一息。極度の緊張が解けていくのを肌で感じる。「これが瀬戸か…」一番潮流の少ない時間を見計らって渡ったのだが、それでもこの波、風、緊張感!こんな穏やかな「瀬戸」なのに畏怖、畏敬をひしひしと感じる。いや「恐怖」だったかもしれない。

この写真は瀬戸を渡りきった後に、悠々と瀬戸を何事もないかのように航行するフェリーを振り返りながら撮ったショット。連河さんもブログに書いてくれたように、フェリーに乗っていては決して感じることのできない感覚を体験した。

リラックスしながらユッタリとカヤックを漕いで小豊島へ上陸!海からでなければ行けない、まさにプライベートビーチへの到着だ。みんなホッと一息するも、ヒンヤリと気持ちのいい海に浸かって海水浴を楽しむ。「余計に疲れるだろう」と思いつつも、遊ばずにはいられない。

最初は恐る恐る使っていた防水ケースに入れた iPhone も慣れてきて、遊びながら胸まで海に入ってパシャリ。水面ギリギリで沖をゆくフェリーをパシャリ。いい感じだ。というか、この写真が取り出せたら壊れてもいいとさえ思っていた。

そして再び漕ぎだす。地図は持っているけど、もはや心の地図はフリー!小豊島の周りをユッタリとリラックスして漕ぐ。カヤックの舵は上げてしまってカヤックの方向を自由に変えながら、穏やかな瀬戸内海でカヤッキングを楽しむ、満喫する。気持ちいい!空も海も空気も景色も何もかも素晴らしい!気持ちいい!

漕ぎだす時から「お腹すいた!」と言い出した子どもたちのために、早めに小豊島と豊島の間の木陰のある小さな浜(当然プライベートビーチ)に再び上陸。途中、親友のカヤックと長女のカヤックがキャーキャー大騒ぎして何やら見つけたらしい。上陸して聞いてみたら、ものすごく大きくて足がオール程もあるクラゲがいたらしい。通称「幽霊クラゲ」というらしい。オールでつついて足が絡みついて取れなくなって騒いでいたらしい…。危険だ…。

それにしても、どの浜に上陸しても透明度は抜群。どこにカメラを向けても青い空と海。どこを撮っても絵になる。

上陸したら積んできた荷物を出してお昼ごはんの用意。今日のメニューはキャンプの王道、カレーだ。

お米はこまめ食堂で作っている、昔ながらの稲作に拘って作ったお米。それを連河さんが「これが絶対!」という文化鍋を使った直火で炊く。米の一粒一粒が美味しさを醸し出している。本当にご飯が美味しい!今まで、小田原のばあちゃんの家でガス釜で炊いて食べたご飯が一番おいし、もうアレ以上のご飯は食べられないと思っていたが食べられた!小豆島で食べられた!多分、今まで食べてきたご飯の中で一番美味しいご飯を!こまめ食堂でおにぎり定食を食べたこともあるけど、カヤックで瀬戸を渡り、自然の中で食べるカレーライス。もしかしたら死ぬ前にもう一度食べたいと思い出すのはこのカレーかもしれない。景色も空気も全部ごちそうの一部なのだ。

連河さんが昼食の準備をしている間に、「島の畑で採れたトマトとキュウリあるから海水に付けて食べたら美味しいよ!」カレーライスを待ちきれない子どもたちがかぶりつく。「おいしー!」ただのキュウリとトマトだが、美味い!肉厚で適度な歯ごたえのトマト、みずみずしくて甘いキュウリ。ここでよくある女子の「美味しいショット」を思い出し、こんなショットをパシャリ!

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す、ステキだ…。これ以上のショットはない…。青い空、青く透明な海、そして島のみずみずしいキュウリ。もしかしたらこの旅一番のショットかもしれない!

昼食の後、連河さんが島のことを色々と話してくれた。海のことは色々と心配なことはあるけど、希望はあるらしい。明るい希望があるらしい。何度でも島を訪れるから、なんとかその明るい希望を未来を叶えて欲しい。何度訪れても素晴らしい島を見せて欲しい。

お腹いっぱいでカヤックに座るのが苦しいくらいだが、十分にゆっくりしたから再び漕ぎだす。豊島に渡ろうか?このままゆっくり小豊島を回って帰ろうか?連河さんが考えていたが、時間的に豊島へ行って遊んだら夜になってしまうので、小豊島を回って帰ることにした。瀬戸を渡ってきたのだから、再び瀬戸を渡って小豆島へ帰らなければならないのだから、体力的なことを考えても正解だろう。そしてこの後、「体力的なこと」を思い知ることになる。

漕ぎだしてすぐ、珍しい看板を発見。

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「電線海面上高さ 39m」これを見て「やばい!」と思う船が通るのだろうか?仮に通ったとして、気づいたとして「やばい!くぐれない!」と思ったら引き返せるのだろうか?

16:00 くらいになっていただろうか。小豆島へ帰る前にもう一度小豊島へ上陸して休憩。いつもの美味しいマフィンと体があたたまるアップルティーを入れてくれる連河さん。親友のカヤックと長女のカヤックは遊びながら来るのでいつも遅れる。連河さんが迎えに行こうと思った矢先にようやく見えてきた。夕方になって風が強くなっているので、おやつを利用して風が少しおさまるのを待つ。最後の瀬戸を渡る体力を回復させるのにマフィンの糖分と温かいアップルティーはありがたい。上陸した浜も海の透明度は抜群だ。そして青い。

17:00 くらいまで待っただろうか?しかし風は止まず、やむなく小豆島へ漕ぎ出さねばならなくなった。みんな一日漕いで遊んで疲れが溜まっている中、やや風が吹く瀬戸を渡って帰らなければならない。連河さんも「みんな集合!」と真剣な面持ちでみんなに帰りのルート、心構え、離れずに進むことを皆に伝える。連河さんの真剣な表情、言葉で気が引き締まる。そしてまた、あの「瀬戸を渡る恐怖」を思い出す。大丈夫だろうか?ここから帰り着くまでは遊びなし!真剣に漕がないと自然の中ではこんなカヤックなど木の葉も同然。連河さんにみんな付いて行く。かなり怖かったが、親友は次男を乗せているから、私が殿(しんがり)をするしかない。かなり怖い。怖いから距離をあまり空けずに付いて行く。近づきすぎて速度を調節したり避けたりする余裕はもう全く無いので、慎重に距離を保つが、漕いでないと船が安定しない。漕ぐのを止めるとまるで木の葉のようにカヤックが揺れるし、風と潮に流されてすぐに方向が進行方向から逸れていく。

それなの瀬戸を渡る時に高速艇をやる過ごすために2回も途中止まっていなければならなかった。正に木の葉のような状態だった。そして瀬戸を渡りきった頃にはもうヘトヘトだった。穏やかな海を悠々と漕いで帰るのではなく、一漕ぎ一漕ぎ出発地点へ向けて心の中で「いち、にっ、いち、にっ」とつぶやきながら漕いでいく。長女は歌を歌いながらノリノリで漕いで行く。「なんでこの期に及んでそんなノリノリで漕げるんだ…これが運動部に所属している中学生の体力か!」と密かに思い知った。

再び小豆島へ戻った時は既に 18:00 を回っていた。図らずもサンセットカヤックになっていた。

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豊島へ沈みゆく太陽。

しばらく夕日を眺めながら余韻に浸っていたかったが、今日は船で高松へ渡る予定なので、カヤックは浜に置いたまま、連河さんと翔さんが基地まで急いで送ってくれた。基地では水道のホースからのシャワーでみんな潮を簡単に洗い流して急いで着替え、いつもなら片付けも楽しみでやれるのに、お礼もソコソコに 19:30 の土庄発のフェリーに間に合うようにダッシュ!

いつものように連河さんの握手は力強かった。

ギリギリで土庄港にたどり着いて、そのまま車を乗せてフェリーの中でお金を払おうと思ったら、「まだ5分あるから切符買ってきてぇ」と係の人に言われた。なんだかこんなやり取りも「島時間」を感じる。どっしりというか、ゆったりというか。

夜の海を行くのは初めてで、予定より二時間も遅い時間になってしまったけど、実は逆に楽しみが増えたのだ。

もうとっぷりと太陽は沈み、西の空に夕焼けの名残が残るのみ。どんどん暗くなる空を海をフェリーの外に出て、1 Day カヤックの余韻に浸りながらずっと眺めていた。

向かう先には高松の明かり。空にはやや太り気味の月とその下に土星、火星、アンタレスがキレイな三角形を成していた。夏の大三角形よりもキレイな三角形と明るい星たち。さそり座のド真中を月が横切っている瞬間を想像しながら空を眺めていると、あっという間に高松の光が近づいてくる。

わざとピントをずらしてボヤかしてみるとなかなか幻想的でもある、海から見た高松雨の夜景。

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レトロなフイルムカメラ風にするのもいい。

子どもたちはシーカヤックの思いでが大人になってからこんな風な昔の映像として思い出してくれるだろうか?大人になってから小豆島へ来たいと思うだろうか?自分たちに子供が出来たら、連れて来たいと思うだろうか?

そんな思いを馳せていた時に気づいた。連河さんの後を継いでくれる人は出てくるのだろうか?翔さん?

明日は親友のお父さん、お母さんに一年分の感謝を伝えに行く。

Written by arito

2016-08-16 at 00:39

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