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「魔使いの復讐」

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久しぶりのブックレビュー。

ついに「魔使い」シリーズの最終巻だ。一巻の「魔使いの弟子」から数えて十二巻目での完結だ。魔使いのお母さんと一緒にギリシャでオーディーンの戦った物語の後、少し中だるみな感じもしたが、グリマルキンが戦友になり始めてからまた面白くなってきた。彼女は超カッコイイ!そしてこの最終巻では、活躍の場がなくなってきていた師匠であるジョン・グレゴリーが再び元気になるのは読んでて楽しくなった。自分の時代が終わりに近づいていることを自身でも認めたことで、自身のトムに対する、あるいは魔使いとしての残された役割をキッチリと演じる。

以外だったがトムとアリスの関係だ。まさかアリスがそちらへ行ってしまうとは、全く想像していなかったので、この点は少し寂しい感じだが、トムが一人前の魔使いとして歩んでいくことをより明確に示した道筋なのかもしれない。

「完結編」ではあるが、訳者「あとがき」を読むと、どうやら続編を既に原文では出版しているらしい。この「魔使いの復讐」から十ヶ月後経過した、という状況から始まるらしい。ジェニーという7番目の娘の7番目の娘がトムの最初の弟子になるらしい。このジェニーという名前は、最終巻の「魔使いの復讐」で、ルクラスタがトムに見せた未来の幻想に出てきた。チペンデンの魔使いの館にある壁だ。それは、師匠のジョン・グレゴリーが弟子たちの名前を刻んでいた壁で、トムの名前も刻んである。そこに1つ見たことのない女の子の名前「ジェニー」が刻んであったのだ。

これは「続編への伏線」だったのか!

「魔使いシリーズ」はこれで完結だが、「魔王」を倒したことで逆に生まれてしまったコバロスの神「タルカス」という新たな「闇」と戦うことになる「続編」が引続き楽しみだ。

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Written by arito

2015-03-22 at 16:35

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魔使いの盟友(魔女グリマルキン)

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魔使いシリーズ第九巻。

今回はトムが語るのではなく、魔女グリマルキンが語る物語である点が、これまでの魔使いシリーズとは異なる。

前巻で魔王をトムとその師匠とグリマルキンで協力して拘束し魔王の首を切り落とした。魔王を完全に破滅させる方法が分かるまで魔王を拘束し力を弱めておくために、首を出来るだけ魔王の体から離しておく必要がある。

グリマルキンは魔王の首をもって逃げ続けている。魔王の復活を願う魔女達に追われているのだ。戦って魔女たちを倒すのが暗殺者であるグリマルキン流なのだが、最優先事項は「魔王の首を渡さないこと」と冷静に認識しているグリマルキンは「ここぞ!」という時までは戦わない。「暗殺者」は常に冷静で目的を決して見失わない。

この冷静さが私もほしい…。

Written by arito

2013-09-07 at 20:04

カテゴリー: 読書

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魔使いの運命

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大好きな「魔使い」シリーズ第八巻かな?

いよいよ魔王との戦い。

師匠もかつてでは考えられないが、魔女のグリマルキンと一緒に力を合わせて魔王を拘束することにした。どんな闇の者も決して認めようとはしなかった師匠、ジョン・グレゴリーが、魔女のクランの長であるグリマルキンと協力するなんて!

アリスは魔王にとらわれ、トム・ウォードは絶望の淵に立つ。グリマルキンは最強の魔女だが、全盛期と比べるとだいぶ力の衰えた師匠とトムとで本当にあの強大な魔王を拘束することができるのだろうか?

今回も次々と起こる息をつかせぬ展開にアッという間に読んでしまった。原作は既に最終巻?(12巻)まで出ているようだ。グリマルキン、魔使いの血と続いているようだ。邦訳が待ちきれない!

Written by arito

2013-03-27 at 01:17

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魔女の物語

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魔使いシリーズの外伝が出た。幾つかの短編からなっている。

  1. メグ・スケルトン
  2. ダーティー・ドーラ
  3. グリマルキンの話
  4. アリスと〈脳食い魔〉
  5. バンシー魔女

の5編だ。

メグ・スケルトンは、トムの師匠であるジョン・グレゴリーが、若き日にラミア魔女と知っても恋に落ちてしまった物語。

ダーティー・ドーラは、今は死んで「魔女が谷」に潜むダーティー・ドーラが語る物語。この中で彼女の記憶からその名前は出てこないが、若き日のグリマルキンが登場する。

そしてグリマルキンの物語へとつながる。グリマルキンが何故最強の暗殺者となったのか?その悲しい理由が明かされる。過去の魔使いシリーズでも、グリマルキンとトムとの会話でチラと出た記憶があるが。

アリスと〈脳食い魔〉の話は、アリスがボニー・リジーと暮らし始めた頃の物語だ。最後にはアリスがボニー・リジーを救うことになる。

バンシー魔女の話は、トムがアークライトの元で修行していた時の物語だ。アークライトがその後1年以内に死んでしまう予言ともなる傷を負った戦いの物語。「モリアンに切り傷をつけられたり、ひっかかれたりした者は、死を運命づけられ、必ず一年以内に死ぬ。」という伝説通りに。

外伝ではあるが、久しぶりに好きな「魔使いシリーズ」が読めて楽しかった。あっという間だったけど。

Written by arito

2012-10-19 at 00:03

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魔使いの悪夢

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魔使いの悪夢 (創元ブックランド)
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前回、オーディーンの出現を食い止めるのに、母親、アークライトを失い、意気消沈するトムに次なる試練が降りかかる。

チペンデンに帰ってくると、故郷が戦火に見回れ、師匠の家も大切な書物も燃やされてしまった。家が燃やされたことで、契約をして拘束していたボガードも去り、庭に拘束していたアリスの母、ボニー・リジーも何者かによって逃されてしまった。

今回の物語は、戦火の避難先のモナ島で、このボニー・リジーと対決する物語だ。師匠のグレゴリーは既に全盛期を過ぎ、明らかに力が落ち、全く活躍できない。その分、アリスが活躍する。もちろん闇の魔術を使ってだが、他に選択肢はない。使わなければ命はない。

今回は謎解き的な部分はなく、ハラハラドキドキのリジーとの戦いだ。お楽しみあれ!

Written by arito

2012-04-13 at 00:49

カテゴリー: 読書

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