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ユリシーズ・ムーアとなぞの迷宮

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ユリシーズ・ムーアとなぞの迷宮 (ユリシーズ・ムーア 第2期)
ピエール・ドミニコ バッカラリオ
学研教育出版
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「ユリシーズ・ムーア」シリーズ第九巻(第二期第三巻)。

いよいよ徐々に時の扉の秘密(起源)に近づきつつあるジェイソン、ジュリア、リックそしてアニータとトミー。「放火クラブ」と邪魔者フリント家のいとこたち3人は、ジェイソン達の秘密を暴くことや妨害することに精を出すが、「放火クラブ」のメンバーは思わぬ方向へ。

そして予てから謎だったユリシーズ・ムーアの妻ペネロピの死の謎も徐々に明らかになる。そう、彼女は崖から落ちて死んだわけではなく、もしかしたら今でも生きている可能性すらある。

それはジェイソンとアニータが「きえゆく村(アルカディア)」から謎の迷宮に入り、そこでペネロピのユリシーズへの置き手紙を発見したことで明らかになる。そしてその内容から「最高の夏」を過ごしたメンバーの中に「裏切り者」というか彼らの計画に反対していた者がいることを示唆していた。

そして最後の最後、ユリシーズ・ムーアの本を出版した翻訳者を訪れたアニータの前に現れる「いねむりフレッド」。彼は「いねむりフレッド」と呼ばれるほどぼやっとしている人柄だが、確実に着実に物事をこなす。それでいてブラックが去る前にお願いした事柄を忠実に実行していた。今までの内容からするとフレッドが裏切り者であるとは考えづらいがまだわからない。

これからの展開がさらに目を離せない。

追伸:

次の巻が邦訳されている現時点での最新巻なのだが、誰かが借りていてまだ図書館に本が来ない。仕方がないが、タイミング良く出版された「怒りのフローラ」を読むことにする。「本当のフローラ」「二番目のフローラ」と既に読んでいて「怒りのフローラ」で完結編なので「フローラ」シリーズでスッキリしてから、「ユリシーズ・ムーア」シリーズ最新巻に戻ってくることにする。

Written by arito

2013-05-01 at 00:27