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「両刃カミソリホルダー」を考える?

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 メルクールの「両刃カミソリホルダー」を手にしてから、面倒でしかなかった「髭剃り」が楽しみになったことは、先の投稿で熱く、そして長く語った。そしてそれは今も変わらない。寝不足でも、朝起きて卵焼きをお気に入りの鉄フライパンで作ることを考えればパッと起きられるし(この件はまた別の機会に…)、顔洗う時にはもうウキウキになっている😆。そして剃り終わった後の爽快感がたまらない…😌

 さて、この「爽快感」がどうして今までの髭剃りでは味わえず、メルクールの「両刃カミソリホルダー」では味わえ、しかもそれが一枚の刃で長期間続くのか?を勝手に考えてみた。

 まずは「刃」を調べてみた。今は「メルクールの刃」を使っているが、世の中にはたくさんの両刃カミソリがあり、その特性も様々なようだ。調べ始めてものすごくビビったと言うか、「自分のこだわりなんて、この人に比べたら赤ちゃんレベルだな…」と思ったサイトがここだ!なんと、たくさんの「両刃カミソリ」を自ら「人柱」となり、その使い心地を細かな区分(5区分)を5段界評価しているのだ!そこでのレポートでも、メルクールの刃は、鋭利さはとびっきりではないが、ソフトで耐久力が抜群であることが分かる。

 「鋭利さ」という点での順位は、こんなサイトでも評価されている。英語は読めなくてもパッと見でそれが分かる。このサイトの評価でも、メルクールの刃は「smooth」の部類になっていて、「鋭利さ」という点では有名なフェザーとは異なる切れ味を追求しているのか?そう、剃刀負けする私は、「smooth」な刃の方が向いているのだろう、と判断している。

 もう一つこのサイトでは、それぞれの刃の特徴を評価している。このサイトの評価でも、先のサイトと同様の評価で、やはりメルクールは「切れ味より滑らかさをより優先する人向け」とある。

  • 適度なキレ味と滑らかさ
  • 高い耐久性
  • 初心者向け
  • 敏感肌の人向け

という評価である。正に私の求める刃なのではないだろうか?「適度なキレ味と滑らかさ」では、具体的に他の刃と比較されて評価されている。フェザーよりは鋭くなく(70%くらい?)、シャークやダービー・エクストラ程は滑らかではない、と。

 以上のように、「メルクールの刃」はこのような特徴を持っており、たまたまだけど、私の肌や状況にベストマッチしているように思えるのだ。さて、今度は「両刃カミソリホルダー」の「構造」の方に注目してみる。

 両刃カミソリホルダーのヘッドは2種類ある(らしい…)。クローズドコムヘッドとオープンコムヘッド。敏感肌&両刃カミソリ初めてな私は、当然クローズドコムしか選択肢にならないので、メルクールの334Cを選んだわけで。

 画像にコメントを入れているが、両刃カミソリホルダーの構造は非常に単純だが、キレ味に関わる部分は非常に繊細に思える。

  • 刃の出具合
  • 刃の曲り具合(角度)
  • これら両方から「キレ味」が決まる

ということである。両刃カミソリはその企画が統一されていて基本的にはどの刃も装着することができる。だが、びみょ~な幅の差、歯の厚み、刃の部分の幅により、前述した各メーカーの「刃」の特徴がある。だから、同じホルダーに装着しても、刃によって剃り心地や耐久性に違いが出る。メルクールはホルダーの出来としてもマイルド系と評価され、刃も同様の評価であるので、メルクールのホルダーにメルクールの刃を装着することで、メルクールの追求している「使い心地」に限りなく近いというか「同じ」「純正」「ノンカスタマイズ」と言え、そしてそれが私が求めている「使い心地」や「工業製品としての美しさ」、「日常的に使い長く使える」ということにベストマッチしている!

 悩みに悩んでメルクールにして良かった。そしてその「良かった!」が持続する理由までもが裏付けられた?調査結果にとても満足している😊

Written by arito

2021-04-17 at 19:22

ただ面倒なだけの習慣を高尚な趣味に変える

with one comment

 数日前、lifehackerのこの記事を読んだことから始まった…。

 私は昔から髭剃りはT字の髭剃りを使っている。父がそうであったからであろうが、電動の髭剃りを使ってみたら、肌が真っ赤になって全くダメだったからだ。馴染みの床屋さんに、過去のその出来事を言ったら、「それはそうだよっ!あれは肌が強い人じゃないと使えないよっ!」と言われたこともある。

 以前、私は三枚刃だの四枚刃だのの、よく売っている8個とか10個で2、3千円するようなのを使っていた。値段がとても高いし、刃の枚数が多くなるについれてドンドン単価も上がっていった。それでいて良く剃れるようになったか?というと全然そんなことはなかった。安いものはちゃんと剃れないし肌も耐えられないのでは?と勝手に思い込んでいた。そのことを前述の床屋さんに「髭剃りの替刃ってなんであんなに高いの?」と聞いたことがある。すると、「あんなの買う人いるんだ?!100円ショップのカミソリで十分だよ!あ、ただ、○○のメーカーだけは買っちゃダメね。それ以外は結局カミソリを作っているメーカーが同じだから切れ味は同じ。安いからちょっと切れなくなったら捨てちゃえばいい。それでも5、6回は使えるから今よりずっと安いし、切れるうちに交換しちゃうから肌にもいいよ」と。「マジ?!今までの髭剃りの替刃代ってなんだったんだよ…完全にメーカーに騙されていたのか…」

 そして私は、いわゆる「安物」を買ってみた。Shickのエクストリーム3という使い捨ての三枚刃のだ。8本で500円前後で売っているやつ。(今、amazonで見たら、15本で\964)今までの替刃1.5個分程度のお値段で8本買えるのだ…。最初は髭剃り自体の重量がなくて剃りにくい感じだったが、慣れたらなんでもない、床屋さんが言ったとおりだった、というオチ。

 前置きが随分長くなったが、こうして私はずっと髭剃りはT字の髭剃りを使ってきた。私は髭は薄い。そして肌は弱い方で、カミソリ負けするので髭剃りはとても毎日はできない。夏なら2日に一度くらいでも大丈夫な感じだが、年々歳をとって肌が乾燥してきたせいもあってか、まぁ3日に一度くらいしか剃らない。冬は特に乾燥が激しいので、週に一回なんてこともある。2、3日ではあまり目立たず気にもならないが、さすがに4、5日となると外から見たら無精髭だし、自分でも髭のチクチクが気になる。キレイに剃ってサッパリしたいがカミソリ負けが気になるし面倒だなぁ…でも気になるしサッパリしたいから剃りたい…のエンドレスな思考。こうして私は髭剃りと長年付き合ってきた。そして冒頭に紹介した記事に偶然出会った。(ここまで長かった…)

 この記事を読んだら「これしかないっ!」、「これなら、面倒としか思えない作業が楽しくなるはずっ!」、「これ欲しいっ!」と思ったのだ!

 ただ、すぐポチらずに色々と時間をかけて調べることになったのは、記事にあったものはいわゆるクラウドファンディングで届くのが4月下旬とかだったので、「そこまで待てないっ!」と探し始めたことにより、両刃髭剃りのたくさんのメーカーや評判、他にどんなツールが必要なのか?最も重要な剃り心地は?肌には優しいのか?ランニングコスト(替刃の値段)は?色々調べた。

 まずランニングコストだが、驚くほど安い。10枚で500-700円といったところだ。右端のメルクールでも1,000円ちょっと(\50/枚から\70/枚)。Shickエクストリーム3が\65/本くらい。あれ?今のままでもいいんじゃない?と思うかもしれないが、Shickは片刃だけど、これは両刃だから単純に倍持つor半値という計算になるのだ。

フェザー ハイ・ステンレス
両刃 10枚入

B014P7HZI8
ミューレ両刃替刃20枚
(10枚入×2個)セット (K1-20)

B0747DK945
MERKUR メルクール 両刃用替刃 10P
B001IDYFWC

 

 ランニングコストは問題ないから、使えば使うほどに元は取れる、と。では心置きなく「一生モノ」として贅沢させてもらおうじゃないかっ!本命の「両刃カミソリホルダー」に!ただ、例の記事を見ているので、記事にあったようなメタル系のホルダーいいのだ!となると、選択肢はほぼメルクールか?ミューレか?になる(もちろん、他もあるけど、刃の調整ができたり、記事にあったG&Fのような外見ではないので…)。ネットで「両刃ホルダー」と検索したら、これらのメーカーばかりヒットする。比較記事も多数あり、いずれも「どっちでも間違えない製品」と書いてあるし、またいずれかを利用している人は、それぞれその製品の確からしさをべた褒めしている記事ばかりである。困った…どっちにしたらいいのだろう?と思ってからどれくらいの比較記事やそれぞれを使っている記事を読んだことだろうか?読めば読むほど、「やっぱミューレだな」、「いや、私にはメルクールかな」、「いや…どっちだ…」右に行ったり左に行ったり迷うばかり…。初めて両刃カミソリ使う人にはどちらもおすすめでかつ確かなもので、利用者の評判もいずれも良いことばかり。よってどっちを買っても間違えないことは間違えないのだが、だからこそ迷う。こんなものを2本も3本も買うつもりはないし、何なら髭の生える限り使っていきたいと思っているからこそ迷う…。

ミューレ
TRADITIONAL クラシックレイザー・
クローズドコム メタル R89

B00FJS7SE4
    メルクールMERKUR(独)
髭剃り 334C(ひげそり)両刃ホルダー
(替刃10+1枚付、プラケース入り)

B008BPJ02U

 

 そして私は決めた。メルクール334C(334とか34Cとか)に決めた。その理由は…

  • メルクール334Cの方がミューレR89より重量がある
  • 334Cは3ピース型をさらに進化させた2ピース
  • メルクールの方がより無骨な感じ

 そう、大した理由じゃないし、他の迷っている人に進められるような理由でもない。そもそも、両刃カミソリなんて使ったことないし、これから使ってみるんだし、迷ってどちらかを選択する理由なんてこんなもんでしょ?

 さて、両刃カミソリホルダーと両刃を決めたら早速ポチりましょう…ってそうは問屋がおろさない。両刃髭剃りを使うにあたって、シェービングクリーム的なものはどうしたらいいのか?今まで使っていたジェルのやつでいいのか?など色々調べると、なんとっ!床屋で使うようなシェービングクリームをシェービングブラシで泡立てて…なんて、もう道具フェチにはたまらない世界がそこには展開しているようではないですかっ!多分、今使っているジェルでいいんだろうけど、どうせならどっぷりと使ってみよう!ということと、両刃髭剃りは、「刃が一枚」ということで、カミソリ負けがひどくなるのではないだろうか?という懸念?恐怖?から(刃が一枚になることから、単純に刃の接点が今までの三枚刃の1/3になる=3倍の圧力かけられるという計算)、できるだけスキンケア的な対応をしたいと思い、でも、あんまり高価なものは無駄になるかもしれないし、そもそも初めてで何がいいのか?も判断できないからそこそこの物を物色。

 選んだのがPRORASO(ポロラーソ)のプレシェービングクリーム、シェービングソープ、シェービングブラシだ。

PRORASO (ポロラーソ) 【日本・正規輸入品】プレシェーブクリーム センシティブ
B003VS5O3Q
PRORASO (ポロラーソ) 【日本・正規輸入品】シェービングソープ センシティブ
B001JHEY14
PRORASO (ポロラーソ) 【日本・正規輸入品】 シェービングブラシ
B002D2F5BW

 

 プレシェービングクリームなんて使ったことないけど同じメーカーで一応…ブラシは1,000円くらいのだと評価が非常によろしくなくて、でも評価が高いものはお値段も非常に高くてとても迷った。「獣臭い」というのもとても嫌で、本当は化繊のもので良いものがあればと思ったのだけれど、なかなか見つからず、迷う割には両刃ホルダーの迷いと違って納得いくものが見つからないから、日本人のレビューが全然ないけど、評価がたくさん付いている&評価が高い同じメーカーのものに決めた。

 後はシェービングスタンドを選んで、全品「お急ぎ便」でポチリっ!届いたのがこれだっ!

ポチった全品

 プレシェービングクリームとシェービングソープ(↓)

プレシェービングクリーム&シェービングソープ&ブラシ

 ホルダーを開封っ!想像よりも持ち手が短い。そして想像以上の重量感。いいっ!そして早速両刃カミソリをセットしてみる。両刃は10枚セットの箱と、一枚ホルダーに付属したものが付いている。いずれも一枚一枚油紙に包まれていてまるで「取扱注意」の精密機械のようだ。こういうところがとても嬉しい。ニヤニヤしながら両刃をセットする。

 そしてこれで完成だ…。

 シェービングブラシの持ち手が想像以上に太くて、持ちてのクビレのところにはスタンドにはまらず、毛の根元のところにしか乗せられなかったのは想定外だったが、非常に満足している。

 さて、外見だけ満足しても仕方がないのだっ!こいつの使い心地はどうなのか?こいつを使うことで、面倒でしかなかった髭剃りが、楽しみで高尚な趣味に変わるのか?!

 初めてこいつを使ったのは、一週間ぶりの髭剃りの状態の時(中6日)だった。最初は本当に怖怖(こわごわ)としていたのと、両刃ホルダーの重さにさらにビビりながら髭剃りをした。カミソリが新品なのもあるだろうけど、半端ない剃り味にさらにビビる!本当にかなりビビりながら剃ったのと、一週間ぶりの髭剃りでかなり無精ヒゲ状態だったのも手伝って、かなり時間がかかった。「最初は血だらけになる」というレビューをたくさん見ていたが、そんなことにはならなかった。ただ、血は出た。おっかなびっくり剃っていたからか?凸凹のところを深剃りしようとしたからか?ただ、怖いことに、切ったことに気づかないのだ!?それくらい切れるのだ。今までの三枚刃だったら「痛ッ!」ってなってじわーっと血が出る感じなのだが、一枚刃だと何も感じないのだけど血がじわーっと出ていることに気づく、みたいな。三枚刃だと擦りむく感じで、一枚刃だと切り落とされている感じ?そんなこんなでようやく剃り終わったのだが、剃り終わった後の感じは本当に床屋に髭をそってもらった後のように超、超、超すっきりしていて、産毛すら根本から綺麗サッパリ切り落とされている感じ!そして何より、血は出たものの、カミソリ負けしたようなヒリヒリ感が全然ない!なんならシットリしている感さえある。これは、プレシェービングクリームのおかげなのか?シェービングソープを床屋のように泡泡にしたからなのか?は分からないが、肌が最も乾燥して髭剃りが最も厳しい冬のこの時期に髭剃り後がこんなにサッパリ気持ちいいなんて?!

 その後、中5日、中3日、中2日、中1日と色々と試した。次の髭剃りの時もまた少し血が出たが、3回目、4回目と使っていくと、非常に鋭利な刃なのとホルダーが非常に重量感はあるのだが、今まで使ってきたT字カミソリと同じ用に剃ればいいのだ、同じような力加減でいいのだ、ということがだんだんと分かってきたので、髭剃りにかかる時間もドンドン短くなってきて、そして何より、髭剃りを楽しめるようになった!

 顔を洗ったらプレシェービングクリームを塗る。その香りがとても好みで深呼吸したくなる。そしてしばらく時間をおくので、整髪し、歯磨きをする。床屋なら蒸しタオルを乗せるところだが、そんなものは一般家庭には用意できているものではない。そしてプレシェービングクリームをお湯で洗い流す。その後は泡泡タイム😆シェービングブラシをお湯で濡らしたらシェービングソープの上でクルクル…クルクル…ソープがブラシにだいぶ付いてきたら蓋でさらに泡立てる。クルクル…ワシャワシャ…もう少しソープが必要なら、数回ソープの上でブラシをクルクル…。さらに蓋でお湯をブラシに付けつつワシャワシャと泡立てる。これもとても良い香り…すぅはぁと深呼吸しちゃうっ😆!そいていよいよ泡泡をブラシで顔に塗り塗り…まるで床屋だ…いいっ!気持ちいいっ!香りもさらに心地いい。さぁ、髭剃りだ!スーッ…髭剃り自体が気持ちいい…カミソリをあてたところからすっぱりと泡がなくなっていく…最初は順目で、その後逆目で…一回でキレイに剃りきれない鼻の下や顎は、ブラシで泡泡を足しつつ、入念に焦らずにゆったりした気持ちで楽しみながら剃る…いい…😊このホルダーの重さ、泡の香り、ブラシで泡を塗る時の感じ…マジでやばい…超いい…

 かくして、髭を剃りはじめて数十年?髭剃りが初めて「楽しみ」になった?!本当にビックリだ!今は冬なのに中1日や中2日で髭を剃っている。この冬の乾燥が厳しい時にである。楽しみになったから、というのももちろんだが、痛くないし、カミソリ負けしないし、気持ちいいし。夏になったら毎日髭剃りするのか?

 何十年も面倒でしかなかった「髭剃り」という行為が、ある意味、男だけが楽しむことができる「高尚な趣味」に変わったのである。やはり、道具って大切だ。今回購入したものは全て大正解だった。クリーム類だってその香りがとても好みだったし。一つ一つの工程が楽しみで理にかなった必要な工程で、それを一つ一つニヤニヤしながらきっちりこなしていく。髭を剃る瞬間だけでなく、クリームを手に取る時、顔にクリームを伸ばす時の感覚、香り。ソープを泡立てる時、それを顔に塗る時の感覚、そしてまた香り。髭剃り後のサッパリ感、清涼感。全てが異次元の世界になった😊

 道具フェチな人もそうでない人も、興味を持った男性は是非!絶対後悔しないと思うんだよね?!

Written by arito

2021-01-31 at 15:34