Firefox は失敗してしまったのか？

「Firefoxが失敗した原因は矢継ぎ早のアップデート」と前任開発者が指摘 – GIGAZINE.

書かれていることは最もだと思う。

実際、同僚の多くは Firefox を使っていたが、ラピッドリリースがされるに従い、追従する人、そうでない人と別れたし、追従する人は自分で完全に対処できるハイスキルな人だけで、事実上それが人柱となっていたことは間違えない。

なぜなら、記事に書かれていたように、業務で使っているプラグインが動かなくなるからだ。実際バージョンチェックだけで動作しなくなるのであれば、xpi ファイルを加工して対処できるわけだが、毎度となると面倒になる。また、実際にブラウザの動作仕様の変更で動作しなくなってしまった場合は、もはや対処のしようがない。

私はというと、ラピッドリリースされるようになる前に PC（Linux）のブラウザは Chrome に変えてしまった。これは一般的に当てはまる環境ではないが、７年以上前の Pentium4、メモリ 2GB で Fedora を使っていた私には、Firefox は一日中使うにはメモリを使いすぎるし、途中で我慢できなくなるほど遅くなってしまう代物になっていた。

そこへ、yum でインストールできる Chrome を使ってみたら、驚くほど快適に軽く動作し続けることがわかり、また、Firefox で使っていたプラグインも全て Chrome でも提供されていたので、何の躊躇もなく乗り換えてしまった。強いて言えば、NagiosChecker のプラグインのチェックの動作仕様がまずくて、Nagios サーバへのトラフィックが増大してしまうので、ちょっといじって絶対バージョンアップされないように、Version 300 とかにして使っていたが。

そんなことから、今使っているブラウザ（Chrome or Safari）に不満がない限り、また Firefox を使おうとは思わない私。みなさんはどうだろうか？